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【いなぐま通信】 
尺骨突き上げ症候群
  尺骨突き上げ症候群とは、尺骨の長さが橈骨の長さに対して
  相対的に長いため、手関節の小指側に疼痛を生じる疾患です。
  前回掲載したTFCC損傷も上記の範疇に含まれます。
  尺骨突き上げ症候群には先天性の一次性なものと
  橈骨短縮変形後の二次性になるものがあります。
  突き上げ症候群になると手首にある月状骨・三角骨・尺骨頭等の
  軟骨摩耗・変性・骨内嚢腫の形成を生じる事があります。
  症状としては手関節小指側の疼痛ドアノブを回す動きの制限
  TFCC損傷による遠位橈尺関節(手首の関節)の不安定性が生じます。
  3㎜以下の長さの違いであればドアノブを回す動きは比較的に
  保たれていることが多いです。しかしそれ以上の場合動きが制限され
  尺骨の動きが悪くなり手の甲側へ亜脱臼し著名に制限が出るように
  なります。診断としては、以前TFCC損傷を掲載時に行ったものと同様の
  テストを行って頂くこと・レントゲンを撮影していただくと尺骨が橈骨より
  長くなっていることがわかります。TFCCが損傷してないこともあります。
  治療としては、基本的に骨アライメントの問題ですので尺骨の長さを
  整える目的で尺骨短縮術が主に選ばれます。術後は骨がしっかりと
  癒合するまではスポーツや負担の大きい動作をすることはできません。
  そのためスポーツ復帰を目指す方は半年ほどかかります。
  手術が主に選ばれますが、その時の状況によって薬物療法物理療法
  患部の炎症を抑える事や、装具によって動作時の負担を減らすことも
  できます。まずは、しっかりと病院で受診して検査をしてみて下さい。
  
  
  
   
  
       
      
  
  
  
バックナンバー
2019/12号 外反母趾②
2019/11号 TFCC損傷
2019/10号 テーピング②
2019/9号 筋膜について②
2019/8号 投球障害②
2019/7号 投球障害
2019/6号 筋膜について①
2019/5号 応急処置②(RICES)
2019/4号 肩関節拘縮について
2019/3号 MRI
2020/2号 尺骨突き上げ症候群
2020/1号 薬剤耐性菌について
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