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【いなぐま通信】 
翼状肩甲
     
    今回は翼状肩甲についてご紹介します。 これは腕を前に上げる
    時に肩甲骨の内側縁が浮き上がって、天使の羽根のように見
    るので、このように呼ばれています。代表的には前鋸筋麻痺があ
    り、原因としては次のものがあげられます。
    【原因】
    ・テニスのサーブやゴルフスイングなどのスポーツ動作
    ・産褥期の新生児との添い寝で腕を拳上した状態などにより
     前鋸筋を支配している長胸神経が伸張され麻痺する。
    重いリュックを負った後に麻痺が起きる場合は、腕が下方に
     牽引され肩甲骨が胸郭に押し付けられたことにより、第2肋
     骨の外側縁で長胸神経が圧迫されている可能性が高いです。
    ※前鋸筋とは、第1~8肋骨外側面中央から肩甲骨の内側縁
    に付着しており、肩甲骨の外転や上方に回旋する働きをして
    います。
    【治療法】
    前鋸筋麻痺では壁に両手をあてて上体を前方に倒すと、麻痺
    している側の肩甲骨の内側縁が浮き上がってきます。スポーツや
    特異な肢位による前鋸筋麻痺の場合、原因となっている動作や
    肢位を避け、局部の安静を図ると回復していきます。
    腕が上がらないなど気になる事があれば、早めにお近くの医療
    機関へ受診する事をお勧めします。
     
     
      
       
バックナンバー
2017/12号 肺炎球菌感染症
2018/11号 翼状肩甲
2018/10号 ヘバーデン結節
2018/9号 特発性大腿骨頭壊死
2018/8号 肘内障
2018/7号 下肢静脈瘤
2018/6号 肘部管症候群
2018/5号 虫垂炎(盲腸)
2018/4号 副鼻腔炎(蓄膿症)
2018/3号 足根洞症候群
2018/2号 ものもらい
2018/1号 ド・ケルバン病
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