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【いなぐま通信】 
筋膜について②
     
    今回は以前にご紹介した筋膜の特性①の続きで②、③について
    説明していきます。
    ②可塑性(例:粘土は好きな形に変形させても戻ろうとせず、変形
    させた形をとどめる)伸張、損傷、瘢痕、疾患、運動不足で生じる
    筋膜の可塑性により硬くなり、弾性がなくなる。この場合、弾性を
    回復させる治療が必要となることがあります。筋膜に対して治療を
    行うことで、組織は軟化し、延び、分離する。これにより硬くなって
    いたところが柔らかくなり、痛みが軽減したり、柔軟性が高まること
    で動きやすくなります。
    ③感受性:鏡で自分を見るとき、眼を使っています。内側から自分
    を見るとき、どの感覚器を使っていると思いますか?私たちは筋膜
    の多くの機械受容器と神経終末を使っています。その総数は数え
    方にもよりますが、人の最も多い感覚器官とされる眼の網膜の受
    容器の数を上回ります。筋組織自体も感受性は高いですが、すべ
    ての筋、筋細胞、線維を覆っている筋膜ネットワークは筋組織の
    約6倍の感覚神経受容体を持ちます。筋膜に感受性があるというこ
    とは、痛みを感知できるということです。痛みはそれ以上の損傷を
    を回避するのに役立っています。
    筋肉も大切ですが、それを覆っている筋膜も身体にとって重要な
    組織なので、この機会に少しでも知っていただけると幸いです。
    
     
     
      
       
バックナンバー
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2019/11号 TFCC損傷
2019/10号 テーピング②
2019/9号 筋膜について②
2019/8号 投球障害②
2019/7号 投球障害
2019/6号 筋膜について①
2019/5号 応急処置②(RICES)
2019/4号 肩関節拘縮について
2019/3号 MRI
2019/2号 前十字靭帯損傷
2019/1号 モートン病
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