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【いなぐま通信】 
虫垂炎(盲腸)
     
   今回は虫垂炎についてご紹介します。これは腸管の虫垂という部分
   に炎症が起こり、典型的には心窩部痛(みぞおち)から始まり、その後
   右下腹部に痛みが生じる病気です。主な症状は腹痛、食欲不振、発熱、
   吐き気、嘔吐です。発症のピークは10~20代ですが、小児や高齢者
   も含めてどの年齢層でもみられ、男女差はありません。   
   急性虫垂炎では、虫垂の閉塞により虫垂の内圧が上昇し、腸内細菌の
   増殖および血行障害による虫垂粘膜防御機構の破綻のために、腸内細
   菌などが虫垂壁内に進入し感染を起こすことが病因です。虫垂の閉塞
   の原因は小児や若年成人ではリンパ組織の過形成。成人では便、異物、
   稀に腫瘍です。またウイルス感染やストレスで免疫力が低下することに
   より虫垂炎を発症させたり、炎症を悪化させてしまうこともあります。
   軽症から重症のものまでありますが、軽症であれば抗生物質による内
   科的治療で治ることが多く、中等度以上では外科的手術になることが
   あります。また重症の場合は緊急手術が必要になる場合があります。
   便秘などで炎症の原因となる異物を残しておかない事や常日頃から
   乳酸菌などをしっかり摂取して腸内環境を整えましょう。虫垂炎は早期
   発見、早期治療が大切です。いつもと違うお腹の痛み方であれば、すぐ
   にお近くの医療機関を受診することをお勧めします。
   
   
   
   
  
   
   
   
バックナンバー
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2018/10号 ヘバーデン結節
2018/9号 特発性大腿骨頭壊死
2018/8号 肘内障
2018/7号 下肢静脈瘤
2018/6号 肘部管症候群
2018/5号 虫垂炎(盲腸)
2018/4号 副鼻腔炎(蓄膿症)
2018/3号 足根洞症候群
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2018/1号 ド・ケルバン病
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