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【いなぐま通信】 
ものもらい
     
   今回はものもらいついてご紹介します。これは瞼にある脂や汗を出
   す腺に細菌が感染して起こる急性化膿性炎症のことです。脂腺には
   まつ毛の付け根にある皮脂腺と瞼の深部にある脂腺(マイボーム腺)
   があります。地域によっては他にも色々な言い方があるようですが、
   正式には「麦粒腫」と言います。細菌感染が主な原因で、原因菌は
   黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌が多くを占めます。
   <症状>
   瞼の一部が赤く腫れて痛みがあり、初期には赤みが目立たない場合も
   ありますが、指で押さえると特に痛む場所があります。瞼全体が腫れ、
   目やにも出ます。数日で皮下に肉眼で見える膿が現れ、放置すると皮
   膚が破れて膿が出ます。これを外麦粒腫と言います。外麦粒腫に対し
   て瞼の内側(裏側)に膿が溜まり、破れる時も裏側が破れて膿が出るも
   のを内麦粒腫と言います。内麦粒腫の方が痛みなどの症状が強い傾向
   にあります。外麦粒腫でも内麦粒腫でも、膿が出るとそのまま治ること
   が多いですが、膿が残ると長引くこともあるそうです。
   ものもらいは他人にうつる病気ではありませんが、汚れた手で患部を
   触ると治りが遅くなったり、完治しても再発する場合があるので不必要
   に触らない事が大切です。治療としては主に抗菌点眼薬が用いられ、
   症状が重い場合は抗菌内服薬を用いることや小さな切開を行い、膿
   を排出させることがあります。瞼を清潔に保ち、あまり触らないように
   して早めにお近くの医療機関を受診することをお勧めします。
   
  
   
   
   
バックナンバー
2017/12号 肺炎球菌感染症
2018/11号 翼状肩甲
2018/10号 ヘバーデン結節
2018/9号 特発性大腿骨頭壊死
2018/8号 肘内障
2018/7号 下肢静脈瘤
2018/6号 肘部管症候群
2018/5号 虫垂炎(盲腸)
2018/4号 副鼻腔炎(蓄膿症)
2018/3号 足根洞症候群
2018/2号 ものもらい
2018/1号 ド・ケルバン病
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